時代が変わっても変わってほしくないもの。それが自分にとってはシャーロック・ホームズ。初めて読んだ子供用の脚色本の頃からずっと同じイメージがあり、それを具現化してくれたのが20年以上前に放映された英グラナダTV制作のシリーズ物。この思いは世界中の人が共有していると見えて、2009年制作のリメイク版は「ハリー・ポッター並み」と辛く評価されている。予告編を見たときに自分が抱いた第一印象とまったく同じだ。
ヴィクトリア朝の優雅だがどこか陰鬱とした時代を舞台に展開されるホームズの探偵物語は、スノビッシュな知性にあふれながら、どこか非合理で非効率な人間臭いドラマがある。シャーロック・ホームズに求められるのはそういう部分で、決して CG を駆使した斬新で大掛かりなアクションなどではないと、そろそろ製作者側は気付いてもよさそうなものだ。
(英訳は今回は省略)
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